どんなソフトにも,どんな会社にも,穴,や,バグ,はある。問題は,それに気付く人がいるかどうか。大勢の利用者・顧客は,大勢の監視者・批判者となりえる
。その点で云えば,MSもAOLも,ひどく辛い立場ではある。
AOL社が8月に公開予定のクライアントソフトのスクリーンショットが,15歳のケントと名乗る少年のウェブサイトに公開された。AOLでは「容認できない」と法的手段も辞さない構えだが,このスクリーンショットを取得したと主張している少年は,以前AOLで仕事をしていたときに入手したツールで,社内ウェブサイトにアクセスしたようだ。AOLは,その仕事を辞めたときにツールの処分については伝達しなかったという。
ちなみに,今そのスクリーンショットは,こことこことここ;-Pでミラーされている。に,しても,なんとも単純な情報の漏れ場所だ。AOLを,無責任・いい加減・フシアナと罵ることは簡単だが,どこの会社とておんなじようなものだろう。そこまで気が回りませんよ,という感じだろう。
昨日,ZDNet Newsに読者から,大衆相手のOSを作らなければいけないMSに,ビジネスユーザー限定のOSと同じセキュリティーを要求するのは酷だという読者からの意見が載っていた。マックOSにセキュリティーホールが報告されないように感じるのは,ウィンドウズとのユーザー数に差があるだけだという意見もある。そう簡単にとるかどうかは,意見が分かれるところだろう。まっ,わからない意見じゃない,けどね。
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